今回のテーマはシェフが得意とする一皿 “スペシャリテ”。シェフのこだわりやメッセージが込められた各店自慢の看板メニューを楽しめます。そこで、この日のプレス発表会では、2024年注目のフォーカスシェフ７名が、各レストランで提供するスペシャリテの試食会を行ないました。お店で実際に提供される一皿とは盛り付けなどが異なりますが、新進気鋭のシェフが作る料理の一旦を紹介します。

 

Maison Marunouchi（メゾン マルノウチ） 東京都千代田区

 

スペシャリテは「鹿のパテアンクルート ブーダンノワール フォアグラ マスタードマヨネーズ」。北海道白糠町にある鹿肉化工場「馬木葉（まきば）」の猟師松野穣氏が提供する鹿肉を使った、味わい深いパテを楽しめます。

 

▲メゾン マルノウチ「鹿のパテアンクルート ブーダンノワール フォアグラ マスタードマヨネーズ」

 

naturam（ナチュラム） 東京都世田谷区

 

福島県郡山市の鈴木農場の野菜をメインに、同市のブランド玉ねぎを使った「万吉どん玉ねぎのムースと白烏賊、マッシュルーム」がスペシャリテ。素材が持つ美味しさはもちろん、その美しさをを楽しめるレストランです。

 

▲ナチュラム「万吉どん玉ねぎのムースと白烏賊、マッシュルーム」

 

神戸北野テラス 兵庫県神戸市

 

カニやトマト、アボカド、アーモンドピューレなどを使ったスペシャリテは、アミューズ仕立ての「カニサラダ」。カニの出汁を泡にして飾る意外性たっぷりの華やかさ。グラノーラのポリポリ感など、サラダではない食感も楽しさのひとつです。

 

▲神戸北野テラス「カニサラダ」

 

LULL（ラル） 福井県坂井市

 

海を見下ろすレストランLULLのテーマは海と山の幸を一皿に合わせる「サーフ＆ターフ」。スペシャリテ「福井甘海老と鴨のタルタル」はバジルソースに甘酒を使い、陸海の旨味が口の中に広がります。

 

▲ラル「福井甘海老と鴨のタルタル」

 

MOSS OKINAWA（モス オキナワ） 沖縄県那覇市

 

沖縄古来の薬膳とフレンチを融合させた「和琉洋才（わりゅうようさい）」がテーマ。宮古島の素潜り漁師高田氏が、キルショットでストレスを与えずに捕獲した鮮魚を使ったスペシャリテ「Bouillon de légume 薬膳×琉球」。薬膳の風味が優しく後を引く味わいです。

 

▲モス オキナワ「 Bouillon de légume 薬膳×琉球」

 

レストラン カシー 青森県青森市