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【思考をキレイにする旅の仕方(440)】昭和レトロを感じるホテルと熱海の復活

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|昭和レトロを感じるホテルと熱海の復活

 

徳川家康が好きだったことで「熱海ブランド」は確立したと言われ、

 

太宰治や谷崎潤一郎など文豪も愛し、

 

昭和時代は新婚旅行のメッカとして知られていました。

 

しかし、バブル以降、観光客は激減していき、ピーク時の半分にまで減っていきます。

 

20年ほど前、訪れた際、寂れた地方のシャッター街のようになっていくんだろうなぁと思っていました。

 

 

しかし、ここから行政と民間が手を組み、熱海再生に向け動き始めたのです。

 

長年の成果は実り、令和に入って、V字回復。

 

空き店舗もなくなったのだとか。

 

若い観光客とリピーターの多さが、この街の強みらしい。

 

 

さて、今回は昭和に建てられたクラシックホテルに宿泊しました。

 

海にせり出すように建つホテルは、建設許可がなかなかおりず、

 

基礎岩盤に固定する画期的な工法で許可が認められ、

 

唯一無二の海上に建つホテルが完成したのです。

 

 

ロビーには昭和に建設されたゴージャスなシャンデリア、

 

現在では、おそらく設計できないであろう巨大なダイニングなど一生の記憶として刻まれる滞在となりました。

 

新しいホテルもいいですが、昭和の時代らしいゴージャスなレトロ感を味わうホテルもいいものです。<text:イシコ


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