健康法として注目を集めている「ファスティング」。ファスティングとは一定期間食事を断つことで、実践者からは「無理なく痩せられる」と評判です。そこで今回は、初心者でも取り組みやすい【ファスティングダイエット】を紹介します。
|「ファスティングダイエット」のメリットとデメリット
まずは「ファスティングダイエット」のメリットとデメリットをみていきましょう。
・メリット
大きなメリットとしては「減量やダイエット効果が期待できる」こと。食事を控えることで、からだに蓄積された脂肪がエネルギーとして使用され、体重が減少しやすくなります。また、消化器官を休ませることで「デトックス効果」「腸内環境の改善」も期待できます。
・デメリット
デメリットは「好転反応として頭痛や倦怠感などの不調が一時的にあらわれる可能性がある」「食事内容をしっかり管理しないと、栄養不足に陥りやすい」こと。「ファスティング=断食」とは言え、無理のない範囲で行うことが重要です。
|無理なくはじめるファスティングダイエット
ファスティングダイエットに取り組むなら、まずは短時間のファスティングから挑戦してみましょう。初めてファスティングを行う際は「8時間ダイエット」がおすすめです。
その名の通り「1日のうち8時間は飲食自由」で、「1日のうち16時間は食事を摂らない」ようにする方法となり、ストレスも少なく継続しやすい方法と言えます。ただし、持病があったり妊娠していたりする場合は控えるべき。また、少しでも実践中に体調に不安が生じた場合は中断し、医師に相談するようにしましょう。
|ファスティングダイエットとともに試したいこと
ここからはダイエット効果を高めるべく、ファスティングダイエットとともに試したいことを紹介します。
(1)軽めの運動やストレッチ
ファスティング中に激しい運動をすると低血糖症になる可能性があるので、運動は体への負担の少ないウォーキングなどの軽い有酸素運動やストレッチなどがおすすめです。
(2)ツボ「脾兪」を押してみる
脾兪とは第11胸椎と12胸椎の間から指2本分外側にあるツボで、消化器系の調子を整える効果を期待できます。
(3)漢方薬を試してみる
漢方薬を服用してみるのも一手。「脂肪の吸収を抑える」「基礎代謝を上げる」「老廃物や脂肪を排出する」といった働きのある漢方薬を選びましょう。具体的には下記のような漢方薬がおすすめです。
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):おなかに脂肪がつきやすい人におすすめで、食欲旺盛で比較的体力のある人に用いられることが多い漢方薬です
・大柴胡湯(だいさいことう):食欲旺盛で便秘気味の人、ストレスで食欲が増してしまう人におすすめで、ストレスをやわらげるとともに、脂肪代謝を促して肥満を改善する漢方薬です
なお、漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶのが重要なので、漢方に詳しい薬剤師に相談するようにしましょう。
ファスティングは無理のない範囲で行うことが大切です。まずは短期間のものからはじめてみて、少しでも体調に不安を感じた場合はすみやかに中断してくださいね。<text:高橋かなこ(ヨガインストラクター・ライター) 監修:碇 純子(「あんしん漢方」薬剤師)>
2024/11/17| TAGS: 8時間ダイエット
beauty
キレイ痩せ
ダイエット
デトックス
むくみ対策
代謝UP
漢方
脂肪燃焼
薬剤師
きれいのニュース | beauty news tokyo