他では体験できないキャビアの食べくらべができるのも、仙台国際ホテルの特別感。塩分濃度が異なる4種類のキャビアのほかに、生醤油やバジルオイルなどの味付けを用意。さらにキャビアとの相性を考えたアミューズを並べ、様々な組み合わせを “お遊び感覚” で楽しむ趣向です。
▲「ズワイ蟹のフォンダン・海の幸のメリメロ・タスマニアサーモンのコンフィ 仙台国際ホテル自家製キャビアと共に」
アミューズスプーンに盛ったキャビアは、左から3日前にホテルで作った塩分濃度1%と2.5%、紹興酒漬、3カ月熟成させた塩分濃度2.5%の4種類。まずは、そのまま魚卵の味わいを楽しみ、次にソースや料理と共に異なる味を楽しみました。塩分濃度や熟成具合で味や食感が変わるのには驚きます。一般に流通するキャビアより塩分濃度が低いので、本当のキャビアの味を感じる貴重な体験です。
▲キャビアと自家製バジルオイルの相性も抜群
一緒に運ばれたアミューズも、フレンチらしい繊細さ。イカと帆立を合わせた「海の幸のメリメロ」と、レオナードソースであえた「ズワイ蟹のフォンダン」など3品が並びます。まずはそのままの味を確かめ、次いで “お遊び” としてキャビアをトッピングしてマリアージュを楽しみました。
▲「海の幸のメリメロ」と「ズワイ蟹のフォンダン」
|メイン料理の魚と肉も珠玉の味
それぞれ魚と肉のメイン料理も、こだわりの味。目の前で仕上げる演出も楽しめます。さらに、〆のご飯もその遊び心に驚かされました。
魚料理は真ハタを白ワインや香味野菜と共に煮込んだデュグレレ風。目の前で、仕上げのキャビアをたっぷりと盛り付けます。出汁や白ワイン、バターをたっぷり使ったデュグレレソースは、クラシカルなフレンチならではの奥の深い味わい。キャビアのまったりとした魚卵の味が寄り添う、またとない経験でした。
▲「真ハタのデュグレレ風」
肉料理に合わせたのはフランス・ローヌ地方の赤ワインで「ファミーユ・ペラン」のジゴンダス・ラ・ジル。出汁を思わせるようなフルボディーの辛口は存在感たっぷり。
▲肉に合わせた「ファミーユ・ペラン ジゴンダス・ラ・ジル」
メインディッシュは仙台黒毛和牛の岩塩焼きで、塊のまま運ばれます。目の前でカットした牛フィレ肉を、総料理長直々に炭火で炙り香りづけをして、香ばしさをまとわせます。
▲炭火で香りづけをする菅井俊彦総料理長
あえて脂身の控えめなA4ランク牛が使われます。肉には岩塩の塩味や昆布の旨味が浸透しているので、はじめはそのまま肉そのもの味を堪能。皿には昆布塩や塩胡椒、自家製のグレービーソースなどが添えられ、味のバエリエーションを楽しめます。特に薄くスライスしたレフォール(西洋わさび)を合わせると、ツンとした爽やかな辛みと肉の旨味とのコントラストを楽しめます。
▲「仙台黒毛和牛フィレ肉の昆布包み塩パイ焼き グレービーソースとレフォールを別添えで 熱々ポテトのグラタン添え」
〆のライスも意外性たっぷり。フレンチのコース料理ではありえない “おむすび” が登場。そこに3カ月熟成したキャビアをたっぷり盛りつけた贅沢すぎるおむすびです。土鍋で炊いた「つや姫」はふっくらと柔らかで、適度な塩味とまろやかな味わいのキャビアが加わる究極のおむすび。日本人ならではの楽しみ方といえますね。
▲ただただ驚き「おむすびキャビア」
|デザートでも盛り上げます
2025/04/18| TAGS: lifestyle
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