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【思考をキレイにする旅の仕方(466)】修行僧との歩行旅(前編)

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|修行僧との歩行旅(前編)

 

新しい旅プロジェクト、と言っても、いつものようにひとり旅なのでプロジェクトと書くのは大げさでしょうか。

 

「祈り」をテーマの歩行旅をすることにしました。

 

 

歩行旅といえば、私が住む安八町から東京まで、約400キロ10日ほどかけた歩行旅を想い出します。

 

旅の途中、知人から若い修行僧が一緒に歩きたいと言っていると申し出がありました。

 

人見知りを理由に断ろうと思ったのですが、一緒に歩くことに。

 

お世話になっている方だったので断れなかっのと、

 

どこかで初対面の若者との「ふたり旅」に興味を持ったこともありました。

 

 

彼は私のSNSで現在地を確認しながら合流します。

 

「あざースッ(ありがとうございます)」

 

など語尾に「ッス」が入る若者でした。

 

沖縄出身の彼は、中学卒業後、上京し、車の部品工場に勤務することになったらしい。

 

しかし、長くは続かず、すぐに辞め、

 

甘い言葉に誘われ、違法賭博のディーラー、カード詐欺のグループの手伝いなど悪事に手をかけ、

 

その後、今までの人生を悔い改めるために修行僧になった……など刺激的な彼の半生をうかがいながら歩いていきました。

 

 

「ふたり旅」も悪くないと思った時、宿泊場所でもめます。

 

私は身体優先でホテルか旅館のベッドか布団で眠りたかったのですが、

 

彼は極力、お金を使いたくないので野宿を選びたい……結局、私もつきあいました。

 

 

眠りが浅く、翌日の徒歩旅はきつくなります。

 

途中でスーパー銭湯を見つけ、休もうと提案しました。

 

すると先ほどまで流暢に話していた彼は急に歯切れが悪くなります。

 

続きは後編で。<text:イシコ


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