美活ライフクリエーターの成宮 碧(なるみや みどり)です。最近ヘルシーコンシャスな方々の食事のとりかたが見直され。「ファスティング」や「1日1食」といった食生活がブームになっています。ちなみに「ファスティング」とは断食のことで、内臓に休息を与えるだけでなく、身体に溜まった有害物質がデトックスされるといわれています。
あれがよい、これがよいといわれるものを食べるのは「足し算の健康法」です。しかし、どんな食べ物でも手に入る現代では、「食欲」という本能のセンサーが正しく働かなくなり、オーバーカロリーの割に栄養価の少ない食事に偏りがち。
そのことを体感している人たちのあいだで、特にアスリートや芸能人のようなカラダに対する感度が高い人たちには、「ファスティング」や「1日1食」という「引き算の健康法」を実践する人が増えているのです。
|「糖化老化」を防ぐ
ファスティングをすると「肌が明るくなる☆」という美容効果を挙げる人が多いのですが、それは「糖化のリセット効果」が一番大きな理由かもしれません。体内で余った糖はタンパク質や脂肪が結びついて変性・劣化する生体反応「糖化老化」を起こすのです。
糖、タンパク質。脂肪。。。トーストやケーキの材料ですね。これらの材料を混ぜて焼いた焦げ色と、おなじ反応が肌で起きて、しわ、くすみ、シミとして表に出てきます。断食をすると当然、糖も入ってこなくなるわけですからデトックスされる。それで肌が明るくなるわけです。
糖といっても砂糖とはかぎりません。果物・炭水化物も同じ「糖」です。糖は肌だけではなく、体型はもちろんのこと、脳にも影響の大きい食品です。特に白い色の糖(白砂糖・白米・小麦粉、じゃがいもなど)は、血糖値の乱高低を起こすだけでなく、より多くの量を食べたくなるという中毒性があるといわれています。
<参考サイト…「糖質中毒」糖が脳をバカにする! 糖に変わる脳の栄養源「ケトン体」で脳力アップ>
|賢くしなやかに~美ボディをつくる食事のとりかた
そうはいっても食事は健康にいいものを食べられればいい。。というものではありませんね。ココロ豊かになるコミュニケーションのひとつでもあります。そこで、忙しい女性が美と健康をつくる食事を考えるとき、1食でなにもかも解決しようとせず、1日、あるいは1週間単位でざっくり考えてみてはどうでしょう。
たとえば、、
◆朝 <ビタミンと繊維>
野菜とフルーツのスムージー、またはジュース。
◆ランチ <炭水化物>
外食中心の人は、炭水化物メインはやむなしとする。ただし小麦粉食品(パスタ、パン、ラーメン)を毎日続けない。米、そばも1週間のローテーションに加える。
◆夜 <動物性タンパク質><植物性タンパク質>
魚、肉、大豆食品、良質なプロテインなど。今週お肉が多かったら、翌週は魚や大豆系を増やすなど、緩やかに考えるのがよい。ただし平日夜は基本的に炭水化物なし。
このように1日や1週間単位で、考えてみる。日々のちょっとしたことが、年単位で積み重なるとを大きな違いになります。食べるものは私たちの健康・美、そしてそれは、ひいては1か月後、半年後の未来の自分自身をつくっていくもの。賢くしなやかに美ボディをつくる食事を楽しんでいきましょう★
次回は「美ボディをつくるファスティング」についてふれていきたいと思います。
text & photo:Midori Narumiya
南青山の女性専用フィットネス「Studio-e(スタジオイー)」を主宰する美活ライフクリエーター。ピラティス・マスターストレッチ・ファスティング・筋トレなどのエキスパート。
http://www.studio-emotional.com/
<参考>
2015/03/19| TAGS: beauty
Midori_Narumiya
きれいのニュース | beauty news tokyo