いま話題の「週末プチ断食」。みなさんの中にも「夏に向けて近々チャレンジしてみたい」「ゴールデンウィーク中にやってみようかな?」と考えている方も少なくないのでは? そこで今回は、日本抗加齢医学会専門医の青木晃先生(横浜クリニック)に、「週末プチ断食」の効果をより高める実践方法についてお聞きしました。
|「週末プチ断食」の目的とは?
青木先生によれば、「週末プチ断食」とは“擬似的に飢えた状態を作って自律神経をリフレッシュさせること”とのこと。 現代人の胃や腸にはほぼ24時間食べ物が入っている状態になっているため、常に自律神経が興奮状態の「交感神経」になったまま。
そこで「週末プチ断食」によって、自律神経をリラックス状態の「副交感神経」に切り替える必要があるのだそうです。
また、その他にも、
・胃腸を休ませること
・腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスを取り戻すこと
も「週末プチ断食」の目的とのことです。
|腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスを取り戻すには?
先ほど挙げてもらった通り、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスを取り戻すことも「プチ断食」の目的の1つ。そこで青木先生が推奨しているのが、「週末プチ断食」に『ヨーグルト』をプラスする『週末プチ・ヨーグルト断食』!!
固形物は口にしない「週末プチ断食」ですが、『ヨーグルト』をプラスして摂取することで腸内細菌叢(フローラ)が整い、よりスムーズに自律神経のリフレッシュが図れるのだそうです。
ただし、どんなヨーグルトでもいいわけではなく、「プロバイオティクス入りのヨーグルト」を取り入れるのがポイントとのこと。なぜならプロバイオティクスの中には「ガセリ菌」という内臓脂肪低減効果がみられる菌があるからだそうです。
|「週末プチ・ヨーグルト断食」の正しい実践方法
この「プロバイオティクス入りのヨーグルト」を取り入れたプチ断食『週末プチ・ヨーグルト断食』。青木先生が教えてくれた正しい実践方法がこちらです。
☆金曜夜(断食開始前夜)☆
断食に入る直前日の夕食は「軽めの和食」を摂取。また、この日から「禁酒&禁煙」も実施する(断食期間終了まで)。
☆土曜日(断食一日目)☆
朝・昼・夕の3食、「プロバイオティクス系のヨーグルト(個食タイプ)」を1個ずつ+栄養補助ドリンクのみを摂取。
また断食中は発汗、排尿・排便など代謝が盛んになるため、水分が不足しないようレモンやライムの果汁を搾った「ミネラル炭酸水(甘い炭酸水はNG)」を1.5〜2リットルを摂取する。
※新陳代謝が高まり、脂肪や糖質の分解が促進されるそう
☆日曜日(断食二日目)☆
朝・昼は 一日目と同様に「プロバイオティクス系のヨーグルト」+栄養補助ドリンクのみを食事とし、ミネラル炭酸水を十分摂取する。
夜は「おかゆ」と「具のないみそ汁(またはお吸い物)」を摂取する。
※おかゆでは物足りない人は梅干しか海苔をプラス
☆月曜日(断食終了翌日)☆
プチ断食明けの一日は「軽めの食事」にする。
朝は前夜と同じおかゆと具のないみそ汁 (またはお吸い物)を食事とし、昼食から通常の食事に戻す(ただし揚げ物など胃に負担のかかるものは避ける)。
なお断食によって胃が小さくなっているので、その後の食事も腹八分目を心がけるようにする。
|「週末プチ・ヨーグルト断食」の効果
最後に青木先生に「週末プチ・ヨーグルト断食」の効果をうかがいました。
「週末プチ・ヨーグルト断食」を実践することで内臓脂肪などの減少によって大体1〜3kgほど体重が減少するとのこと。しかし、ヨーグルトでたんぱく質などの栄養素を補給しているので、筋肉量や骨量が減少することはないそうです。
また、自律神経がリフレッシュすることで痩せやすい体質に改善され、終了後もダイエット効果が持続するようになるのだそうです。
いかがでしたか? 「プロバイオティクス系のヨーグルト」をプラスして摂取するだけで「プチ断食」のダイエット効果がより高まるなんて、全く食品を口にしない「プチ断食」よりもナチュラルな気持ちでチャレンジできそうですよね?!
また、青木先生によれば「非日常を面白がる気持ちで取り組むとチャレンジしやすいですよ」とのこと。まずは、このゴールデンウィークにでも早速チャレンジして、休暇明けのリフレッシュ感を体感してみてはいかがでしょうか??
top image:(c) ryanking999 / Dollar Photo Club
image (yogurt):(c) abc7 / Dollar Photo Club
2015/04/30| TAGS: beauty
きれいのニュース | beauty news tokyo