「美」を体現するプロフェッショナルの方に、お仕事のポリシーからご自身の「美」に対するこだわりまでをインタビュー。今回はVEGAN(ヴィーガン)の素晴らしさを提唱する料理家、yoyo.さんにお話を伺いました。
ーyoyo.さんの ヴィーガン料理家としての活動経歴について伺いたいのですが…
いいのかな、私なんかが “料理家”だなんて…(笑) いち料理ファンの域を出ていないと思うんですが、もともと“料理家になろう”と思ってやってきた訳ではなくて。いろいろなきっかけからベジタリアンの存在を知り、自分の周りを見渡したときに、あまりそういう(菜食中心の)料理を作っている人がいないし、それほど身近ではなかったんですよね。だったら自分でやっちゃおうかな、と。でも始めた当時は、こういう活動をずっとしていこうという気構えはありませんでした。
ーヴィーガンへの関心が深くなったきっかけは何ですか?
30歳のとき、1ヶ月半くらいインドをバックパックで旅行していたのですが、気付いたらほとんどお肉を口にしていなかったんです。日本ではもともと、魚・肉をバランス良く、“三角食べ”なんて言われてきましたよね。私も普通にお肉を食べてきました。しかしインドに滞在した期間、ほとんど野菜と植物由来のものしか口にしていなかったのに、肉を食べないことによる弊害は全くなく、健康だったんです。「なんだ、いいんだ!」って思って。そこから本などで世界の食糧事情、たとえば飢餓で苦しむ国と飽食の国との関連性、好きなものを好きなだけ食べようとすることで、どこかの誰かにしわ寄せがいく……という事を知ったんです。そうして、お肉を食べない生活を選択しよう、という思いに至りました。
ーそうして、現在の活動へと進んでいくのですね。
実はそれまで、料理をほとんど作ったことがなくて…今でも料理に自信はないんです(笑)。美容や健康面の知識もまだまだ、どちらかというと思想の面から入っていきました。でも野菜には“食べ過ぎ”っていうものがなく、お肉のように、食べる量や脂肪分などをコントロールしなくちゃ!っていうストレスを感じにくいところも良いですね。
私の両親も食べることが大好きで、けっして高級という訳ではないのですが、常に美味しいものを食べさせてもらっていました。それほど大きな規模ではないですが、母が家でお料理教室やケータリングサービスをしていたことも。今は長野でレストランをしています。(仕事として)何をやりたいのかわからないな、って思っていた時期もありましたが、結局ここに戻ってきたんだな、って思います。
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2013/11/19| TAGS: beauty
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